「31.9%」
突然ですが、この数字は何の割合でしょうか。
これは、厚生労働省が2016年10月に発表した「新卒大学卒業就業者の事業所規模別離職状況」の卒業後3年以内に辞めた人の割合。その中には、新たな採用枠(第二新卒枠)のチャンスを求めて活動している人が少なくないでしょう。
そこで、今回は「20代半ば(第二新卒)からでも内定を勝ち取るための就活の進め方」について取り上げます。
20代半ばで就活(ここでは転職活動を含む)している人を挙げると
・新卒で就職できなかったため、やむを得ず、契約社員や派遣社員で仕事をしていた方
・就職したものの、無理な働き方をしたために、体を壊してしまった方
・勤めていた会社が事業規模の縮小に伴い、退職せざるを得なかった方
・劣悪な労働条件を強いられるブラック企業に勤めていた方
――等々がいらっしゃいます。
卒業後の個々の就活はどんな事情であれ、遅くても20代半ば(第二新卒)までに正社員として職につかないと、「スキルや知識の習得、待遇面などで将来は不安だ」と思っています。特に業種を方向転換する人にとっては、実績がなくてもポテンシャル(潜在能力、可能性としての力)の面を示すことができれば、未経験でも就職できる年齢層のラストチャンスとして臨んでいるでしょう。