21世紀の野口英世を目指せ！高齢化を楽しめる医療サービスを
ムーギー そう聞くと、北極星というのはやはり「21世紀の野口英世を目指す」というところにあるようですね（笑）。
武藤 いやいや、そんな大それたものじゃないですよ。ただ野口英世は、自分の信念を持って仕事に殉じた訳です。僕も、自分のやりたいことのために人生を使うという点では似ていると自負しているし、そこは美徳だと思っています。
ムーギー それが武藤さんにとっては、これからどんどん増えていく高齢者たちのために安らかな終わり方のできる社会を作っていきたい、ということなんですね。
武藤 そうですね。それもできることなら、マイナスをゼロにするだけではなくて、“むしろ楽しい”という形にしたいなと思っていて。たとえばパラリンピックのように、障害がある不便を軽減するという発想じゃなくて、それを競技にしてむしろ楽しんでしまおう、という。そういう視点で取り組むと無限の可能性があるなあと、ワクワクしてくるんですよね。
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『一流の育て方』著者について
ムーギー・キム
1977年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてＭＢＡ（経営学修士）取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、世界で最も長い歴史を誇る大手グローバル・コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、韓国・欧州・北欧・米国ほか、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より世界最大級の外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当したのち、香港に移住してプライベートエクイティファンドへの投資業務に転身。現在は、INSEADの世界80か国の起業家に投資・支援するINSEADERS VCを共同経営し、投資家および顧客企業のグローバル展開を支援。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。
グローバル金融・教育・キャリアに関する多様な講演・執筆活動でも活躍し、東洋経済オンラインでの連載「グローバルエリートは見た！」は年間3000万ＰＶを集める大人気コラムに。いずれもベストセラーとなった3冊の著書、『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』（東洋経済新報社）、『一流の育て方』（ダイヤモンド社）、『最強の働き方』（東洋経済新報社）は、6ヵ国で翻訳され、発行部数は50万部に迫る。
ミセス・パンプキン
1947年生まれ。立命館大学法学部卒業。一般的な家庭でありながら、4人の子どもはそれぞれ、プライベートエクイティ・プロフェッショナル、ニューヨーク州弁護士やロンドン勤務の公認会計士、カナダの大学教員などグローバルに活躍するプロフェッショナルに成長。東洋経済オンラインでの長期にわたる人気連載「ミセス・パンプキンの人生相談室」では膨大な数の育児相談をこなし、さまざまな家庭の問題について、洞察あふれるアドバイスを提供している。ミセス・パンプキン氏による「自己肯定感の育て方～20年後、感謝される育て方とは？」の講演依頼は、こちら。
