本連載では、11月11日に『聞くだけで脳の疲れがとれるCDブック』を出版したクリスタルボウル奏者の石塚麻実さんが、脳の疲れをとる究極の方法として、クリスタルボウルの音や響きが、なぜ、脳や心身にいいのかについて、わかりやすく解説します。

クリスタルボウルが心や体にどんな影響を与えるのか?新板橋クリニックの清水公一院長(医学博士)に聞いた内容の後半をお届けします。清水先生ご自身が、実際にクリスタルボウルの被験者となって得られた興味深い結果を、ご確認ください。

短時間で健全な血液に変化させるクリスタルボウルのエネルギー

新板橋クリニック院長/医学博士 清水公一氏(しみず・こういち) 東京女子医科大学化学療法科・緩和ケア科非常勤講師。1966年山口県生まれ。千葉大学医学部卒。1991年から東京女子医科大学消化器病センター外科にて、がん治療に携わる。1997年から米国ミシガン大学腫瘍外科に留学。がん免疫療法を研究。2000年に帰国。消化器外科医師として手術を行うかたわら、がん免疫療法の普及に努める。2006年から現職。内科・消化器系疾患の診療、がんの化学療法、緩和ケア、在宅診療や心のケアに取り組んでいる。また、本当の健康とは何か?なぜ?どのように病気が発生・顕在化してくるのか?に着目して、現代医学と東洋医学を融合しながら、診療に取り組んでいる。意識、認識、感情、緊張の蓄積といったストレスが体内環境や免疫力に影響を与え、病気の顕在化につながることから、意識や心、認識に働きかける治療を積極的に診療に取り入れている。物質的にみる医療と心でみる医療を融合した新しい医療「リセット医療」の実践・普及に努めている

 さらに、クリスタルボウルの響きを聞くことで、「血液環境」がどのように変化するかを実験してみました。

 血液環境は、採取した血液を光学顕微鏡を用いることで、詳細な観察が可能です。

 自分を被験者として検証したときは、クリスタルボウルを聞く前の血液環境は赤血球同士がくっつきあい、白血球の内部の顆粒(免疫を司る)の動きも鈍重でした。

 また、シュガークリスタル(糖質)の結晶も認められ、汚染されてドロドロした血液環境でした。

 しかし、クリスタルボウルの音を聞いて、響きを浴びて、振動自体を直接体に伝えてもらったあとに、もう一度血液を観察すると、赤血球同士のくっつきはなくなり、サラサラした状態に変化し、白血球の顆粒の動きも活発化しました。

 シュガークリスタルの結晶もほとんど消失して、解毒された健全な血液環境に変化しました。

 このような短時間での血液環境の変化には、クリスタルボウルの振動が体内の臓器や細胞に伝達されることでの直接効果と、もうひとつは、クリスタルボウルの波動・響きを聴覚や体感覚経由で脳が認識することで引きおこされる間接効果(自律神経やホルモンを介して)の両者が関与していると考えられます。