昨年から、いくつかの企業の新入社員研修やフィードバック研修で「ダイアローグ」の手法を取り入れているということを第7回などで書きました。

 ある企業の新入社員研修で、「なぜ給料をもらえるのか」というテーマでダイアローグをやりましたが、仲間同士の対話によって思わぬ発見や気づきがあったようで、なかなか盛り上がりました。

 正解を教えるのではなく、最適解を考えさせることは、自分のアタマで考え、他者の意見を傾聴してすり合わせるトレーニングとして、かなり有効だと思います(業務知識など、正解を教える必要がある領域があることも確かですが)。

「言われたことはやる。しかし、必要以上のことはまったくしようとしない」というタイプには、同期の存在を刺激にするようなダイアローグやコミュニケーションによって、「やる気の最大値や平均値」を意識させるのが役に立ちます。

★        ★

ダイヤモンド社人材開発編集部公式ブログ
「職場で学ぶろぐ」
http://jinzai.diamond.ne.jp/blog/

ダイヤモンド社人材開発編集部公式ツイッター
http://twitter.com/diamondjinzai/

著者・間杉俊彦ツイッター
http://twitter.com/masugit/

◎お知らせ◎
ダイヤモンド社人材開発編集部では、

・職場における人材の成長を可視化し、改善するための組織診断システム
WPL(Management of Workplace Learning)

優れたOJT指導の方法を科学的に分析し、明確化した診断プログラム
DLL(Diamond inventory of Learning Leader)
を開発し、それぞれ販売を開始しました。

 数多くの実証データに基づき、職場での学びを科学的にとらえて進化・改善・定着させるためのツールです。関心をお寄せいただければ幸いです。