CxOで活躍するには
会社で何をすべきか?

 管理職として経験を積んで成果を出し、いずれは経営職に昇格する。そんなふうに自身のキャリアを描いている人は多いと思います。

 では将来に経営職、CxOとなって活躍したい人はどうすればよいか。基本的には入社した会社で頑張って成果を出し、出世することです。転職でCxOへと考える人がいるかもしれませんが、企業が経験のない人をCxOとして採用することはめったにありません。

 ただ、大企業では最も優秀な人が役員にまで出世してCxOになれるとは限りません。規模の大きい組織では様々な要因が作用し、個人の実力だけで人事が決定されるわけではないからです。

 一方、チャンスが大きいのは成長企業です。ある中小企業の人材紹介会社に在職中、顧客のベンチャー企業から請われて人事の責任者として転職した人がいました。人柄のとてもよい人でしたが、人材紹介会社時代の成績は正直、それほど優れていたわけではありません。

 ところが転職した当時はまだ社員が30人くらいの規模でした。それが僅か数年間で急成長したのです。現在では社員が数百人の規模となり、株式上場を狙える段階まで来ました。そして転職した彼は現在、人事部長の職に加え、新設された事業部の事業部長も兼任しながら活躍しています。近い将来、おそらく役員に昇格すると思います。転職した会社でチャンスをつかみ、役員の一歩手前になるところまで来たのです。

 先ほど「CxO経験のない人をCxOとして採用されるケースはめったにない」と言いましたが、CxO候補として採用されることはあります。現在の職場で活躍した後にCxO候補として転職し、そこでさらに結果を出してCxOになるというパターンもあります。

 自分で起業するという選択肢もありますが、事業の成功確率を考えると、これは最もハードルが高いかもしれません。