40歳代の「バブル上司」は
職場でどう見られているのか?

 雑誌の取材で、「40歳代の上司が『バブル上司』と呼ばれ、30歳代の社員からフリーライダー扱いをされているが、こうしたバブル上司とどうつきあったらいいか」という質問を受けた。

 同じ40歳代の私としては、悲しくなるような質問だったが、推定30代前半の記者が、いったい40歳代をどう捉えているのか興味深くて、尋ねてみた。

 「ところで、バブル上司の特徴って何なのですか?」

 するとその記者は、次のような特徴を挙げてくれた。

・管理能力がない

・ノーテンキである

・基本、自分勝手で自己中である

・いまだにブランド信仰・ゴージャス信仰である

・バブルの時の話をいまだにする

・だけど現実は気前がいいわけでもない

・責任ある大人の面構えをしていない

 ――散々な言い分である。聞いていれば、「まあ、それはバブル上司でなくたって……」ということが多分にあった。

 しかし、「確かになんとなくそんな感じもする」というものもある。たとえば、最後の「責任ある大人の面構えをしていない」という特徴。