「残業時間ワースト1位」の店舗に
「椅子なし」を強制

 株式会社丸山自動車(新潟県/自動車整備)は、「車検のコバック」や「鈑金のモドーリー」など、13店舗を展開する自動車整備グループです。
 丸山勇一社長は、「椅子なし」による作業の効率化に取り組んでいて、現在13店舗中3店舗に椅子がありません。
 丸山自動車では、椅子をなくしたことで、おもに「2つ」の成果が挙がっています。

「1.残業の削減」と「2.お客様までの動線の短縮」です。

「以前は座って作業をすると、どうしてものんびりしてしまい、その結果として残業が多くなっていた。
 そこで椅子をなくして立ち机に変えたところ、残業が減りました。理由は単純で、立ち机で仕事をすると、足が疲れるからです(笑)。
 疲れるから、早く仕事を終わらせ、仕事に機動性が生まれた。
 また、椅子があるときは、お客様に背を向けるレイアウトで、お客様との距離が長かった。
 そこで、立ち机にしてレイアウトを変更したところ、動線が短くなり、接客の印象もよくなりました」(丸山社長)

 丸山自動車は、社員ひとりひとりの残業時間を店舗ごとに見える化(数値化)し、「残業時間ワースト1位」の店舗を対象に、次の3つの施策を実行しています。
 施策は、ワースト1位を獲った回数によって、改善内容が変わります。

■1回目 クッション付きの椅子を撤去して、木製の椅子にする
     →お尻が痛くなって、早く帰りたくなる
■2回目 すべて立ち机にする
     →足が痛くなって、早く帰りたくなる
■3回目 蛍光灯LED化
     →目が痛くなって、早く帰りたくなる

 丸山自動車では、「椅子なし」をはじめとして、さまざまな取り組みを実施し、全社で「月に1900時間以上」の残業削減に成功しています。