双子の兄が不倫
家庭内での男女ギャップも

 2つ目のケースは、不倫した男性の双子の妹であるBさん(20代)の話だ。Bさんの兄は、結婚2年目、1歳の子どもがいる状況で不倫が発覚した。相手は社内教育を担当していた後輩の女性だったという。

「兄のお嫁さんから母に連絡が来て、家族会議になりました。発覚のきっかけは、お嫁さんが兄のLINEを見たことだったようです。その後、兄夫婦と嫁の母、不倫相手の4人で話し合い、兄はその場で不倫相手に『別れてほしい』と言ったようですが、不倫相手は『別れない』と言う泥沼に……」

 Bさんが複雑な思いを感じたのが、家族の中での「不倫」に対する認識の差だという。

「私と母は、『お嫁さんかわいそう、兄ひどい』。特に母は『自分の育て方が悪かったのでは』と気に病んでいました。一方で父と弟は、不倫は良くないと言いつつも『モテていいなあ』『まあ、そういうこともあるでしょ』と……。これまで父や兄弟と恋愛について話すことはほとんどなかったのですが、その認識どうなの?と。もしかしてお父さんも不倫経験があるの?と勘ぐってしまいました」

 その後、不倫相手が別の会社に転職し、「別れた」報告を受けたというが、実際のところはわからないともいう。また、不倫してしまった兄を家族としてフォローする難しさも感じたそうだ。

「兄に反省してもらいたい気持ちもあるし、『何やってるんだよ』『もう絶対しないで』とも思います。でも、私や母があまり兄にツラく言い過ぎてしまうと、兄の性格柄ストレスを感じて、また他の人と不倫をするんじゃないかと……。兄が愚痴を吐き出す場所も大切だと思うのですが、かといって私たち家族がそれをやってしまうと、お嫁さんに申し訳ないという気持ちもあって複雑なところです。こんな悩みを家族に与えるなんて、不倫は本当に罪だと思いますよ」

 また、兄を一番反省させた言葉はこれだったという。

「電話で私が『お母さん泣いてたよ』って言ったときが一番凹んでたと思います。自分のしたことで家族にまで迷惑をかけてしまったと、はっきり理解したんじゃないでしょうか。とはいえ、反省したとは言っても起こってしまったことはナシにはなりません。兄は昔からすごく優しい人でした。そんな兄が不倫するって、優しい人だからそういうことしないとは限らないんだな……と人間不信になったのは間違いありません」