あるだけの物資を工事用トラックに積んで
福島・宮城県境に向け出発

■3.13
  13日午後、「動くしかない」と決断、とりあえず手に入る物資を工事用トラックに積んで、福島・宮城県境に向けて出発した。途中、土砂崩れがあちこちにあり、道路は波打ち、ガソリン切れのためか車がいっぱい止まっているところを慎重に進む。深夜に郡山に到着、さらに福島市の親戚、仲間のもとへ向かう。

■3.14
  14日午前1時過ぎに福島市役所に到着、200人ほどの被災者に物資を引き渡す。さらに北上し、宮城県の亘理町へ。海沿いの地区は泥に覆われ、まるで別世界。

 泥に埋まった道に立ち往生しかけていた給水車の搬送を支援。明け方、車中で2時間余り仮眠し、仙台空港へ。報道どおり壊滅……言葉がない。自衛隊の方が入っておられたので、そのお手伝いをしていると、昼過ぎに余震、津波、原発事故の情報が入り、避難警告が出て現場は騒然。

 僕らもこれ以上北上するのは危険だと判断し、いったん南下して栃木に戻り、様子をみることに。