会社の規模を大きくすることに意味はない
すると、
「数年以内とは、具体的に何年以内なのですか?」
「いつまでに100億円にするのですか?」という質問をいただきます。
しかし、売上を数字で示しているのは、「潰れない会社をつくる」「何があっても生涯雇用を守る」という「社員に対する私の覚悟」のあらわれにすぎません。
ですから、「いつまでに」を明確にする必要はないと考えています。
仮に、「3年後に40億円、5年後に50億円、10年後に100億円」と期日を区切ってしまうと、「売上を達成する」「利益を上げる」ことが目的になってしまいます。
どんどん借金して、投資をして、人と商権をさらってくるような荒っぽい経営をすれば、売上はすぐに伸びるでしょう。
ですが、日本レーザーが目指しているのは、「会社の規模を大きくすること」でも「上場すること」でもありません。
大事なのは社員に、
「働くことで得られる喜びを提供すること」
です。
そのために、人を雇用する。
そして、生涯をかけて成長できる舞台を提供する。
利益は、「雇用を守るため」に必要なのであって、利益を上げること自体が目的ではないのです。