生活スタイルをなるべく崩さない

Aさんの場合は、仕事を続けられるかどうかが最大の課題でした。

両親は、車で20分ぐらいの距離に住んでいます。
母親は元気ですが、膝が悪く、重いものやかさばるものの買い物ができません。

父を介護する母の負担を減らすため、Aさんは仕事帰りや週末に食材を届けたり、家事を手伝ったりしていました。

しかし、父親がデイサービスに行くことになれば、母親の負担が減り、Aさん自身も平日は実家に通う回数を減らせます。
デイサービスの施設で、認知症の進行を遅らせるプログラムが受けられるのも魅力でした。

ケアマネはAさんの家庭の事情や父親の状態を把握して、週3回のデイサービスを組み込んだプランを作成してくれました。

さらに、ヘルパーの訪問も週2回あります。

平日は毎日、なんらかのサービスが受けられるようになり、Aさんはとてもラクになりました。