人生の選択肢が多い
女性部下のライフプランを把握する

 欧米に比べ女性の社会進出が遅れている日本では、結婚しても仕事を続けることが当たり前になりつつあるとはいえ、まだまだ過渡期にあります。結婚や出産を機に専業主婦になる人もしくは働き方を変える人、結婚せずに男性同様に働き続ける人、結婚しても変わらぬスタイルで働く人…女性の人生は周囲の状況や本人の価値観によって選択肢の幅が広がっています。

 職場に他の男性社員に比べてやる気があって優秀な女性社員がいたなら、上司としてはもっと頑張ってほしいと思うのは当然です。会社の支援が後押ししてくれているようならばなおのことです。

 あなたがもし「大きなプロジェクトを君に任せたいんだけど、どうかな?」と尋ねたら、女子社員はどう反応するでしょう。入社以来まじめに努力を続けてきた彼女は、「はい、ご期待に添えるように頑張ります」と答えるかもしれません。

 やる気満々の女性社員は認めてもらえたことで大きな喜びを感じ、「出張や海外転勤も平気。これから数年はキャリアを築くことだけを考えて働きたいと思っていたところ。大きなチャンスをくれた上司に感謝しなきゃ」とますますやる気になるかもしれません。

 けれども、もしかすると彼女は「仕事は頑張りたいけれど…来年あたり結婚を考えているのに、そんなプロジェクトに関わってしまって縁を逃してしまうかも」もしくは「そろそろ子どもを産みたいのに」と悩んでしまうかもしれません。

 男性上司としてはそうした女性社員のプライベートにおける具体的な内容は聞きにくいもの。そんなとき、上司が女性社員のワークライフバランスを把握していれば無駄なストレスを抱えることなくスムーズに運びます。そこで、あらかじめ女性社員が考える自身のキャリア設定について話し合っておくことをオススメします。