物件は気に入っているが、担当者が気に入らない
このようにみると、大手系も中堅・地場系もネット系も、それぞれなんだかあやしげな不動産仲介会社がいっぱいいるような印象を受けるかもしれない。残念ながらそれは事実だ。さくら事務所に相談に訪れる依頼者の不動産仲介会社への不満は、以下の言葉に集約される。
「物件は気に入っているが、担当者が気に入らない」
「あんないい加減な仕事に、仲介手数料を払いたくない」
物件価格が3000万円なら96万円(税別)、5000万円なら156万円(税別)もの不動産仲介手数料を支払うのに、その仕事のクオリティーやホスピタリティーの劣悪さについて、さくら事務所にはこれまで、たくさんの不満が聞こえてくる。
だがあきらめないでほしい。この業界にも、自分の仕事に誇りや使命感、志を持ち、顧客や世の中の幸せにためにと、日夜がんばっている不動産仲介会社も、間違いなく存在する。そういった「玉」を見つけることができれば、不動産の売却の8割は成功したといっていい。
売却の契約形態は大きく「専任媒介」と「一般媒介」の2種類が。「専任媒介」とは1社にだけ売却を依頼するもので、「一般媒介」は複数社に売却を依頼するもの。自分の物件がよほどの売れ筋物件でもない限り、ネット社会の現在では1社に売却を依頼する専任媒介でいい。
売り出し価格は自身で決定しよう。査定価格はあくまでも参考にとどめる。「○○万円でお願いします」と、担当者に言えばよいのだ。だがあまり欲張りすぎてはいけない。相場価格から10%以上乖離(かいり)すると、とたんに問い合わせが減少し売れなくなる。長く売れないとどうしても「売れ残り」のイメージがついてしまう。1ヵ月程度で売却できるのが理想だ。
マイホームを少しでも、早く高く売るためにはどうすれば良いか。次回は、そのコツについてさらに具体的にお話ししよう。
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