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ソーシャルメディア進化論

【第9回】
ネットの炎上は「空気」で止めろ!

オンラインのコミュニティで荒れを抑える方法

武田 隆 [クオン株式会社 代表取締役 兼 最高経営責任者]
【第9回】 2011年9月20日
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初めてオンラインコミュニティを運営する際に
気をつけるべき2つのこと

 理解できないことから来る心理的な不安や苦手意識は行動を控えさせる。それがまた、情報不足と理解不足を引き起こす。なにはともあれ、始めてもらうというのが最適なソリューションだということになりました。

 そのような状況では次の2つのことに留意して進行します。

・確実に安心できる縛りの強いルールを設定すること
・すべてに目が行き届く小さな規模からスタートすること

 実際、消費者からの声が表出し、それに触れると「消費者は思ったよりも怖くない」と感じてもらえます。「なんだ、人間どうしの関係と一緒じゃないか」「自然が一番だ」と、上層部からルールの緩和を指示されることも多くありました。

 焦る必要はないといえるかもしれない。社内のアレルギー反応が静まるのに合わせて、少しずつコミュニティの規模を拡大し、ルールの縛りをゆっくりと緩めながら活性の方向に舵を切っていくのです。

 コミュニティに参加する消費者も、徐々にコミュニティが大きくなることを喜んでくれます。もっと応援しようと熱意をもってついてきてくれます。

 次回は、いよいよ企業コミュニティが活性した後の世界を覗いてみることにしましょう。


【編集部からのお知らせ】
武田隆著『ソーシャルメディア進化論』の第3章の一部を
試し読みできるようになりました!

第3章を試し読みする(ここをクリックするとPDFが開きます)

定価:1,890円(税込) 四六判・並製・336頁ISBN:978-4-478-01631-2

◆内容紹介
当コラムの筆者、武田隆氏(エイベック研究所 代表取締役)の新刊『ソーシャルメディア進化論』は発売以来ご高評をいただいております。
本書は、花王、ベネッセ、カゴメ、レナウン、ユーキャンはじめ約300社の支援実績を誇るソーシャルメディア・マーケティングの第一人者である武田隆氏が、12年の歳月をかけて確立させた日本発・世界初のマーケティング手法を初公開した話題作です。

「ソーシャルメディア」とは何なのか?」
「ソーシャルメディアで本当に消費者との関係は築けるのか?」
「その関係を収益化することはできるのか?」

――これらの疑問を解決し、ソーシャルメディアの現在と未来の姿を描き出した本書に、ぜひご注目ください。

絶賛発売中![Amazon.co.jp] [紀伊國屋BookWeb] [楽天ブックス]

内容目次
序 章 冒険に旅立つ前に
第1章 見える人と見えない人
第2章 インターネット・クラシックへの旅
第3章 ソーシャルメディアの地図
第4章 企業コミュニティへの招待
第5章 つながることが価値になる・前編
第6章 つながることが価値になる・後編
終 章 希望ある世界

 

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武田 隆
[クオン株式会社 代表取締役 兼 最高経営責任者]

日本大学芸術学部在学中の1996年、前身となるエイベック研究所を創業。クライアント企業各社との数年に及ぶ共同実験を経て、ソーシャルメディアをマーケティングに活用する「消費者コミュニティ」の理論と手法を開発し、複数の特許を取得。その理論の中核には「心あたたまる関係と経済効果の融合」がある。システムの完成に合わせ、2000年同研究所を株式会社化。その後、自らの足で2000社の企業を回る。これまでに森永乳業、ライオン、資生堂ジャパンをはじめ、300社超のマーケティングを支援。ソーシャルメディア構築市場トップシェア(矢野経済研究所調べ)。2015年、ベルリンと大阪に支局を開設。著書『ソーシャルメディア進化論』は松岡正剛の日本最大級の書評サイト「千夜千冊」にも取り上げられ、ロングセラーに。また、CSR活動の一環としてJFN(FM)系列ラジオ番組「企業の遺伝子」のパーソナリティも務める。1974年生まれ。海浜幕張出身。


ソーシャルメディア進化論

花王、ベネッセ、カゴメ、レナウン、ユーキャンはじめ約300社の支援実績を誇るソーシャルメディア・マーケティングの第一人者、エイベック研究所の代表取締役 武田隆氏が、ダイナミックに進化し続けるソーシャルメディアの現在と未来に独自の視点から迫る!

「ソーシャルメディア進化論」

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