マイホームを早く高く売る10の秘訣

 以下にポイントをまとめてみよう。当たり前のことのように見えるかもしれないが、ほとんどの売主がこれらのポイントをおさえていないのが実情だ。これらを遵守するだけで、他物件との大きな差別化になるのは確実である。

「1. 『新築住宅』を意識せよ」

 中古住宅のライバルは他の中古住宅ではない。購入者は、「新築住宅」と中古住宅を常に比較している。新品同様である必要はないが、清潔感や明るさ、開放感を演出しておくことはより早く、スムーズに売却するための非常に有効な手段だ。

「2. とにかく“第一印象”を大切にせよ」

 不動産も人間と同じで、第一印象がとても大切。これは人間と同じだ。庭木のお手入れや物置周辺の整理をしておくだけでも、パッと見たときの印象がぜんぜん違う。家を外から眺めたときに、こざっぱりした雰囲気になっていること。庭に車のタイヤや不要な荷物などが置いてあったら、早めに処分しよう。植栽もきちんと手入れして、雑草などは抜いておく。

「3. 室内はとにかく“整理整頓”を」

 玄関周りをはじめ、各居室内など、整理整頓されていると印象が大きくアップする。玄関を開けて、靴などが散乱しているなど、生活をそのまま見せるのはそれだけで大きなマイナスポイント。見学者の夢が広がらない。

 なかでも重要なのが、キッチン、洗面室、トイレなどの「水まわり」だ。専門の清掃業者に頼んででも、きれいにしておく価値はある。


「4. “雨戸”や“カーテン”は開けておけ」

 「明るさ」は非常に重要なポイント。普段は締めっぱなしでも、雨戸やカーテンはなるべく開け、開放感を演出しよう。

「5. “風の通り”を意識せよ」

 気持ちのよい風が入ってくる窓を開けておくと、高感度が大幅にアップする。室内にこもりがちな臭いいもなくなるだろう。居住者には当たり前になっていて気づきにくいのだが、どのような家でも大なり小なり、特有の臭いを持っているものだ。