2.できごとの影響を受けやすい人を特定する

 自殺した人と強いつながりがあった人のほか、

 ・自殺が起きたことに責任を感じている人
 ・第一発見者、あるいは、遺体を搬送した人、警察署等で遺体確認をした人
 ・事後処理や対応をした人・自殺した人と年代が近い、境遇が似ている人
 ・自殺した人とつながりはないが、現在、いろいろ問題を抱えている人
 ・心の病にかかっている人、過去に自殺未遂を起こしたことがある人

 などはポストベンションによって、その影響を最小化できる可能性がある。

 3.今後、起こりうる心身の反応について説明する

 身近な人の自殺を経験した人には「こんな症状が起こるかもしれない(最終ページの表参照)」と知っておくだけで、自分の心身の違和感に不安を覚えにくい。ポストベンションとしてグループセッション(後半詳述)を組み、話し合う機会を持つと、「私もそうなんです」と心身の症状を言いやすくなる。強く影響を受けた人に対しては、個人的にセッションを組むほうがよい。

 4.遺族に対応する窓口の人を決めておく

 一番大きな影響を受けている人は遺族である。遺族が職場に面談を申し入れてきたときは、職場のメンバーは故人の死を悼んでいること、遺族にも気を遣っていることを繰り返し伝える。

 次に、影響を受けやすいと特定した人に対する「グループセッション」について紹介する。