
四半世紀ぶりに復活したホンダ「プレリュード」の価格は600万円超。「頑張れば手の届くクルマにしたかった」と開発責任者は語るが、企画当初の想定価格はもっと安かったという。原材料の高騰、技術の外部調達、急成長する中国メーカー……話題のクルマの開発者が率直に語る、日本の自動車産業を取り巻く環境の激変ぶりとは。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
映画化で話題の『宝島』を読みました
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
週末は宮崎で過ごしておりました。
真藤順丈『宝島』(講談社)
今回は波に恵まれずサーフィンは楽しめず。空いた時間はじっくりと読書に充てました。
真藤順丈さんの直木賞受賞作である『宝島』。戦後の米軍統治下にあった暴力と貧困が渦巻く沖縄を舞台に、戦果アギヤー(米軍基地から物資を盗み出し、それを貧しい人に配給する義賊集団)の若者たちを描いた長編小説です。大変な熱量の巨編で、イッキに読み終えてしまいました。彼らの行為は犯罪であると同時に、支配への抵抗であり尊厳を取り戻すための闘いでもある。宮森小学校米軍機墜落事故、嘉手納基地B-52墜落事故、コザ暴動などの史実を折り込みながら、圧倒的な迫力で描き切っています。
映画の興行成績はいまひとつパッとしないようですが(この小説を映画にするのは5部作くらいにしないと難しいでしょう)、小説はとにかく凄い。オススメです。
読書以外はほとんど「食っちゃ寝」でした。宮崎スープカレーの名店「Spice Chunky」で極上のカレーをいただいたり……
宮崎スープカレーの名店「Spice Chunky」 Photo by Ferdinand Yamaguchi
ナポリピッツァ専門店 「PILAW」で、これまた極上のピザをいただいたり……
ナポリPIZZA専門店 「PILAW」 Photo by F.Y.
どちらも宮崎の拙宅からクルマで10分以内。こんなに近所に、こんなに美味しいお店があったとは……!驚きました。これからも新しいお店を積極的に開拓していきたいと思います。
PILAWのシェフ、川口雅由さんと。おいしゅうございました Photo by F.Y.
宮崎の家には、現在クルマ3台とバイク2台が置いてあります。去年、波乗りのために買ったGクラスですが、いろいろと気を遣うことが多すぎる。キャラバンなら濡れた板やウェットスーツを気兼ねなくポンポンと放り込むことができますが、これが革シートのGとなると、そうもいかない。
せっかく宮崎に置いてあるのにあまり乗っていないので、とりあえず東京に持って帰ることにしました。しばらく東京で乗るかもしれませんし、良い値段が付けばそのまま売ってしまうかもしれません。
宮崎からフェリーで神戸まで。神戸から家までは自走で Photo by F.Y.
ということで本編へとまいりましょう。
24年ぶりの復活劇。ホンダ・プレリュードの開発者インタビュー続編をお送りします。
24年ぶりに復活した、ホンダ「プレリュード」(広報写真)







