家計相談でヒアリングしてみると、大きな支出は次のようになっていました。

 住宅ローンが22万円。教育費が15万円。食費が13万円、そして小遣いが家族全員で10万円。これだけで、毎月60万円分の使い道が決まっていました。しかし、残り23万円分もすべて使い切り、月収はほとんど残らないといった暮らしぶりでした。

 こうした支出額を聞くだけで、いかにぜいたくな生活を送っているかが容易に想像できると思います。必要なものにお金を使うというよりは、「使いたいだけ使う」という、いわゆる「メタボ家計」。これでは、せっかく収入が高くてもお金は貯まりません。

メタボ家計の人は
食費と教育費が膨らみがち

「メタボ家計」には、いくつかの傾向があります。膨らみやすいのは、食費、教育費です。

 まずは食費。「いいモノを食べれば病気をしない」といった信念を持っている人が多く、有機野菜やいい餌で育てた牛肉など、食材にこだわる傾向があります。そうした食材は、近所のスーパーには売っていませんから、否応なしに高級スーパーで購入したり、わざわざお取り寄せサービスを利用したりします。

 こうした人は外食でもこだわりを見せます。食材はもちろん、調理の仕方にまでこだわった高級レストランを選ぶのです。こうした食生活をしていれば、必然的に食費は高くなってしまいます。

 しかし、こうした食事を取っているからといって、他の家庭よりも健康かといえばそうではないはず。普通の食材を食べていても、健康な体は作れます。多少のこだわりは構いませんが、度が過ぎるのはいかがなものかと思います。