雨の日のかわいい落とし物
その日は雨でした。第48回衆院選の前日です。
朝、二子玉川駅への道すがら、ふと見ると小さなタオルハンカチが歩道の真ん中に落ちていました。スティッチ(*1)のアップリケ付き。
急いでいたので一度通り過ぎましたが、やっぱり気になったのでちょっと戻って歩道脇の並木の下、鉄柵にかけておきました。
しばらく歩くと、ベビーカーを押す男性あり。
「ああそうか」と私は気がつき、彼に「ハンカチ落としてませんか?」と声をかけました。「え」とすぐにバッグを探し始める彼。
どんなハンカチか説明しづらかったので私は彼の返事を待たず、数十メートル戻ってハンカチをとってきて、彼に示しました。「それです!」
やっぱりベビーカーの男の子のものでした。
さて問題です。なぜ私はハンカチを落としたのが彼(ら)だとわかったのでしょうか。
*1 ディズニーキャラクター。人工生物で、触れるモノすべてを破壊する。