キャデラックの最新のSUV、XT5 CROSSOVERのデリバリーが2017年10月後半から始まった。夏のはじめに発表されていらい、話題を呼んできたモデルだけに、実際の試乗には興味しんしんで臨んだ。

 XT5は全長4825ミリ、全高1700ミリの余裕あるサイズのボディ(実際にそれほどのサイズ感はないのだが)に、さきに発売されているプレミアムセダンCT6と共用の3.6リッターV型6気筒エンジンを搭載する。

 

いまの米国を知るために最適の1台はこれ—デザイン面でも安全面でも満足ゆくキャデラックのSUVを試した全長4825ミリ、全幅1915ミリ、全高1700ミリでホイールベースは2860ミリとサイズ的には余裕がある

 

 室内は前後席ともに、足元も頭上も余裕があって居心地がよい。とくに後席は標準装備のグラスサンルーフのおかげで、さらに爽快感があり後席乗員へのもてなしも特筆点だ。ゴルフや家族でのツーリングなどでとくに喜ばれるだろう。

 

いまの米国を知るために最適の1台はこれ—デザイン面でも安全面でも満足ゆくキャデラックのSUVを試した(左)「Platinum」にはセミアニリンのレザーシートが備わる(右)後席バックレストは2対1対2で分割可倒式なので使い勝手もよい