かっこいい!すごい!なるほど~!歓声入りの大成功の絵を描こう
人は記憶を、視覚・聴覚・体感覚から得た情報で保管している。
失敗した記憶を思い出すとき、その場面が見えたり、人の笑い声が聞こえたり、そのときのヒヤッっとした感覚や胸が苦しくなる感覚、喉の渇きを感じる人もいるかもしれない。
どの感覚を優位に記憶しているかは人それぞれだが、どれか一つだけで記憶しているということはない。
よって、このイメージの魔法は、これらの感覚を全て使って、過去の嫌な記憶を架空の良い情報で上書きしていくのだ。
方法はとてもシンプルだ。
・A4判程度の紙を用意する
・真ん中に自分が人前で楽しそうに話している絵を描く
・自分の周りに「大成功」「ハッピー」「ワクワク」など気持ちの上がる言 葉を書く
・聴衆を抽象的に笑顔で描く
・聴衆の顔の間を、「かっこいい!」「なるほど!」「もっと聞かせて」な ど、言われて嬉しい言葉でうめつくす
・それをいつも目に入るところに貼る
・「大成功! 嬉しい!」と強く感じながら、笑顔でその絵を見る
もちろん、講演に限らず、面接・朝礼・会議・商談・結婚式などなど、うまくいかせたい場面を自由に絵に描こう。
このように紙に絵と文字(歓声)を書き出す(視覚と聴覚)。そしてそれを見ながら、成功の感情を「体感」することだけに全力を注ぐ(体感覚)。
そうすれば、しっかりと脳に「おぉ! 成功している!」と刷り込まれ、記憶の上書きができる。これを繰り返し行おう。
対人恐怖症・カメラ恐怖症など、いろんな状況に応用する
このイメージの魔法は、人前で話すことに限らず、対人やカメラへの苦手意識を克服することにも使える。
同じように白紙の紙を用意して、対人恐怖症なら大きく相手の顔を描く。もしカメラ恐怖症なら、カメラとカメラマンを描く。
そして同じように、「楽しぃー!」「サイコー!」「嬉しい!」「やったー!」など、テンションの上がる言葉、相手から言われたい言葉で余白を埋め尽くそう。
次にその絵を見ながら、同じように「楽しぃー!」「サイコー!」などなどと、全身で感じよう。
これを朝起きた直後と夜寝る前に繰り返すことで、過去のネガティブな記憶が新しく更新されて、どんどん改善していく。 いろんな苦手克服に、ぜひ応用してみよう。