決断は、子どもに任せること

 もしかすると、子どもが質問されることを嫌がることもあるかもしれません。その場合、無理に質問しないように気をつけてください。わが子に考えさせることを強制すれば、説教しているようなものです。あたたかく見守り、過保護にならないように「適切なタイミング」で問いかけてください。

 最近、親が子どもを思うあまり、子どもの代わりに企業や大学に問い合わせをする、説明会に参加するといった、先走ってしまうケースもあるそうです。子どもを心配する気持ちはわかりますが、そういった行動は子どもにとって逆効果です。

 わが子を思う気持ちは分かりますが、親だからこそ口を挟んではいけないこともあるかと思います。ごくまれにですが、親が子どもの内定を反対したり、断るといったケースもあります。

 まずは子どもの考え方、価値観など受け入れ、うまくいっていないとき、困っているときなど適切なタイミングで、本当に子どものためになるサポートをするといいでしょう。たとえば、わが子が就職活動の話をしているときに、聴いてあげるだけでもいいのです。それだけでも良い結果に結びつくことでしょう。


 最新刊のご案内
『内定の常識
~就職活動前に知っておきたかった52のこと~

就活中こそ、親子で話そう!<br />説教よりも「質問」が子どもを伸ばす

OB・OG訪問、自己分析、エントリーシート、面接......。就職活動中、すべての過程に通じる、一番大切なことは、「当たり前のこと」ができるか、できないかにあります。1日1万アクセスの人気講師が、就職活動の流れに沿って、就活生のリアルな疑問に答えた1冊。 

 ご購入はこちら!→ [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]