思わず使いたくなってしまうHP。可愛らしいイラストやサンプル画像を見ていると、自分でも記念日に作ってみたくなる。

 1973年に日本でも販売されるようになったキットカット。もうすぐ40年を迎えようかというロングセラー商品だ。期間限定品だけでも200種類以上、ご当地商品も40種類以上ある。先日も「キットカット復活総選挙」が行なわれて、「キットカットオレンジ」が堂々の1位に選出され、復活が待たれるところだ。

 次々と新商品が販売される楽しみなシリーズだが、実は誰でも簡単にオリジナルキットカットを作ることができることを、ご存知だろうか?その名も、「チョコラボキットカット」。新商品を待つだけでなく、なんと自分の好きなデザインとキットカットのコラボが実現可能となるサービスだ。

 できあがったキットカットをチョコラボキャラリーで公開することも可能だ。素晴らしいデザインのキットカットができあがり、それを公開したなら、あなたのキットカットを参考にしたくなる人も出てくるのではないだろうか?お菓子のパッケージデザインなど、そうそうできる機会はない。ぜひともチャレンジしてみて欲しい。

 さて、肝心の「チョコラボキットカット」の作り方だが、とても簡単に作ることができる。まず、利用規約に同意するとチョコラボキットカット作成ページに移る。すると、専用ソフトのような画面になる。それが、チョコラボの基本ベースとなる。

 そこで、2種類のキットカットから好きな方を選択する。次にベースとなるパッケージを選択。「ベース選択」からキャンパスになるデザインを決定する。あなたの好きな画像を選択できるのも、チョコラボの大きな魅力の1つだ。

 ただし、肖像権などに触れるような画像は選択できないことは、言うまでもないので、注意した方がよい。また、取り込める画像は1つだけなので、あらかじめ使いたい画像を選んでおく方がよいだろう。

 次は、デコレーションで飾り付け。これが実に色々な機能が付いていて、デザインする側にとっても嬉しい限りだ。「らくがき」「文字入力」「スタンプ」「コロコロスタンプ」の4種類の中から、デザインしたい機能を選んで使ってみよう。「らくがき」機能は、さらに「えんぴつ」「ペン」「チョーク」「クレヨン」があるので、使いたいものを選び、「太さ」を選択。次に「カラー」から好きな色を選んだ後、そのままキャンバスにマウスをクリックしながら動かすと、線を描くことができる。「らくがき」はアクションツールで、拡大・縮小・回転が可能だ。

「文字入力」は、その名の通りだ。縦書き、横書きで自由な文字を入力したら、フォントも5種類あるので、お好みに合わせてみよう。カラーは、なんと20色から選択が可能だからスゴい。スタンプのカテゴリも、スウィーツやリボン・ハート、各季節にちなんだものから、イベントに使えるものまである。

 その他にも、デザインしやすいように、拡大鏡・回転・消しゴムなどが揃っている。これだけの機能が揃っていれば、「デザインが苦手」という人でも楽しめるに違いないだろう。

 1種類~5種類のオーダー画像を作成し、合計で10箱になるよう、あなたの任意で振り分けた数量によって注文する必要があるので、ご注意いただきたい。

 できあがったオリジナルキットカットを、誕生日や結婚式などにもらっても嬉しいだろうが、名刺代わりに普段お世話になっている人に贈れば、受け取った人もきっと嬉しいに違いない。キットカットは、そんなお菓子なのだ。

(木村明夫/5時から作家塾(R)