間違いない。膀胱・子宮・直腸など、本来、骨盤の中に納まっているべき臓器が、膣の穴を通って外に出てきてしまう女性特有の病気だ。某病院のホームページに掲載されているグラフでは、40代の46%、50代の55%が、この病気を持っているという。

 (つまり、アラフィフの、2人に1人はこんなことになっているってわけ? でも「骨盤臓器脱」なんて病気、知らなかったんですけど)

 原因はざっくり言って、「膣の劣化」。

 骨盤の一番下にある骨盤底という筋肉の集合体が、出産で傷ついたり、加齢や肥満によって衰えることで、膣が緩み、中身が外に出てきてしまうのだ。

「膣の筋肉が緩んじゃったのね」

 いつかテレビで見た、深海魚の映像を思い浮かべた。水圧が高い深海から水上へ引き揚げられたせいで圧が減り、体内の浮き袋が一気に膨らんで、口や肛門から内臓が飛びだしているあの姿。原理は違うが、他人事ではない。

 ネットで仕入れた知識によれば、美由紀さんの股間から飛び出しているのはたぶん膀胱。風呂の水圧で元に戻るうちは、まだ程度は軽いらしい。

「まだ間に合う。治してみせるわ」

軽症は骨盤底筋体操で
自分で治す

 さっそく、「女性泌尿器科」のクリニックを受診してみた。「骨盤臓器脱」で間違いないとは思ったが、万が一、もっと大変な病気だったら怖い。