生産性向上(効率性向上と創造性向上)のためには、働く環境整備もさることながら、まずは働く人に目を向け、健康状態の底上げを行うことが重要である。体調不良では、素晴らしい働く場の環境も宝の持ち腐れである。

俯瞰しつつ、個々人も視野に入れる

 経営としては、働き方改革、健康経営と個別にその目的や方針を考えるのではなく、全ては個々の従業員の生産性の向上であり、その前提としての健康維持であると認識して、一対のものとして戦略と施策を判断するべきである。

 さらには、人事と総務を区分けすることなく、個々の従業員の生産性向上を目指す組織として、コラボレーションするような働きかけ、そのような高い視点での問題提起が必要だ。企業規模が大きくなると、管理部門はどうしても専門性を追求し、結果、視界が狭くなってしまう。

 だが、経営は、大きく俯瞰した捉え方、本質的な見方を指示しつつも、組織の最小単位である人にフォーカスした目線も大事にし、いま騒がれている、働き方改革と健康経営にまい進していくことが重要だ。