今後は内陸部の地方都市へ展開できるか
回転寿司と日式焼肉

 まず、日本では外国人旅行客に人気の回転寿司業態。

 もともと刺身を食べる習慣がなかった中国人だが、近年、サーモンを中心に生食を受け入れる層は飛躍的に増えた。

「原材料が日本以上に高くつくこと」「投資額が大きいこと」「内陸部においてはコールドチェーン(低温流通網)が未整備なこと」等、それなりの課題はあるものの、以前に比べると参入のハードルは下がりつつある。

 今後は内陸部の都市(2級都市、3級都市)を巻き込みながら市場はさらに拡大していくと考えられる。

 焼肉業態は、特に高価なイメージの強い牛肉はハレ感もあり、その消費動向が注目されている。

「日式焼肉」は既に広く認知され始め、沿岸部の大都市(1級都市、2級都市)では見かけるようになってきた。

 今後、同業態が目指すべきは内陸部の地方都市(3級都市、4級都市)だと思うのだが、そこで課題となってくるのが価格である。

 現在、沿岸部で主流となっている「日式焼肉」店の客単価は200元(約3500円)前後。

 一方、地方都市で受け入れられる価格帯はその半分程度であり、現状中国で、その価格帯で満足のいくクオリティを再現するのは難しいのが実情である。

 規制緩和が進み、アメリカから安価な牛肉が入ってくれば、一気に市場が拡大する可能性がある。