ストアカは教えたい人と学びたい人をマッチングしてつなぐネット上のプラットフォームだ。何かを教えたいという人は誰でも、無料で先生登録ができる。資格も経験も必要ない。先生に登録したら、次は講座の内容をフォームに入力する。それだけで講座ページが出来上がり、それを自分のブログやSNSでシェアして告知することができる。

 一方、何かを学びたいという人は、ストアカに登録された1万7000以上の講座から興味のあるものを探して簡単に予約することができる。誰でも教えて学べる仕組みが人気を呼び、2月末時点で講師は1万2000人、生徒は17万人に達している。

副業=小遣い稼ぎではない
続々登場する新しい選択肢

 週末に地方で働く――。そんな副業の選択肢もある。

 副業・兼業限定で戦略顧問を募集──。2017年11月、広島県福山市が転職サイト運営のビズリーチと組んで、日本初の試みを始めた。

 今回福山市は、自治体として初めて、副業限定という条件で公募に踏み切った。中村啓悟・福山市企画財政局企画政策部長はその狙いをこう説明する。「間近に迫っている人口減少時代の先手を打つために、民間でバリバリ働いている人に参画してもらい、ネットワークと知見を生かしてこれまでにない発想で政策を考えてもらいたい」。

 一方、公募に協力したビズリーチ地域活性推進事業部チーフプロデューサーの加瀬澤良年氏には、「地方側には優秀な人材に対する強いニーズがある一方、当社の会員には、やりがいがあれば地方での転職を検討するという人が6割もいる。これをマッチングさせれば、新しい人材還流のモデルとなる」との期待がある。

 12月中旬に締め切った公募には、なんと395人の応募があった。当初の採用予定は1人だったが、「地域に貢献したいという情熱を持った方が想定以上にたくさんいた」(中村部長)ため、5人も採用することになった。

 採用が決まった5人のうちの1人、外資系メディア関連会社に勤務する西依清香さん(38歳)は、「女性として、母親として、すごく興味を引かれるテーマで、自分のこれまで身に付けたスキルも生かせそうだと思った」と志望動機を語る。