平昌パラリンピックが9日に開幕するが、史上最多のメダルを獲得した冬季五輪の余熱はまだ、日本各地に残っているようだ。

LS北見の活躍で
地元に「経済効果」続々

 とくに熱気が持続しているのが、女子カーリングで銅メダルを獲得したLS北見の本拠地である北見市常呂町。世界一を争う戦いをしているにもかかわらず笑顔を絶やさず、「そだね~」に代表されるほのぼのとしたコミュニケーションをしていたメンバーの姿に中継を見ていた多くの人が魅了されたようで、彼女たちが活動する常呂町にも注目が集まった。

 有名になった「おやつタイム」で選手が食べていたチーズケーキ「赤いサイロ」は同町の製造販売会社に注文が殺到し、ネット通販での受注をストップしたほど。北見市はふるさと納税の返礼品として、この赤いサイロと常呂町でのカーリング体験をつけたところ、申し込みが急増したという。メンバーが必勝祈願に訪れた常呂神社のカーリングストーンのミニチュアストラップつきおみくじは早々に売り切れ、購入できるのは4月以降になるそうだ。また、スキップの藤沢五月選手が勤務する損害保険の代理店には加入の問い合わせが相次いでいるという。

 常呂町は「カーリングのまち」として全国に知れ渡り、LS北見が練習拠点にしている専用競技場「アドヴィックス常呂カーリングホール」の見物を含めて北見市を訪れる観光客も増えるのは確実だ(ちなみにホールの名称は愛知県刈谷市の自動車部品メーカー、アドヴィックスが2013年にネーミングライツを取得したもので、思いがけない注目度アップに同社も大喜びしているにちがいない)。LS北見の五輪銅メダル獲得の快挙は日本にカーリングの面白さを伝えただけでなく、地元北見市や常呂町に多大な経済波及効果をもたらしたのだ。