2012年2月12日15時20分(日本時間)、共同通信が携帯電話に配信しているヘッド・ライン・ニュースが速報を伝えました。
ヒューストンさん死去
米女性歌手
グラミー賞6回
日頃は、政治・経済関係のニュースを中心に伝えている媒体が報じた芸能ニュースです。だから、最初は「ヒューストンさん」って誰?っていう感じでした。が、一瞬の後、それがホイットニー・ヒューストンのことだと分かった時のショックは、ちょっと言葉で言い表せません。
続報では、2月11日(米国時間)カリフォルニア州ビバリーヒルズのホテルの浴槽に倒れていたところ発見され、蘇生を試みたが逝ったとありました。享年48歳、若過ぎます。
光強く、影深く
翌12日(米国時間)セリーヌ・ディオンは「ステージに立つために薬を飲み、起きるために薬を飲み、寝るために薬を飲み……」と述べて、ホイットニーはドラッグに殺されたと断言しています。
生き馬の目を抜く米国の音楽業界で、ホイットニー・ヒューストンほどの成功を収めた女性歌手はごく稀です。全世界での累計セールスはアルバム1億4000万枚以上、シングル5000万枚以上。ビルボード誌の全米チャートで7曲連続の首位獲得というホイットニーの記録は未だに破られていません(ちなみみに、ビートルズとビージーズが6曲連続で彼女の次です)。
それが、あの突然の訃報です。光が強ければ強いほど、影は暗く深くなる、ということを意味しているのでしょうか?
如何に影が暗く深くとも、ホイットニー・ヒューストンの輝きは本物でした。