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ビッグイベントはメディア総動員で楽しむ時代に
全米最大のスポーツイベント、スーパーボウルに見る
テレビ中継・ストリーミング・SNSの相乗効果

渡辺史敏 [ジャーナリスト]
2012年2月27日
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 しかも2度のピークだけではない。ゲーム開始から5時間、スーパーボウルに関するツイートは1370万に達している。ゲーム中、常に多くのつぶやきが飛び交う状況が続いたのである。

 一方Facebookでは2チームのページは出場決定後ペイトリオッツがそれまでの1日平均投稿数が6倍、ジャイアンツが5倍に増えた。ジャイアンツは出場をファン獲得の後記と捉え、ソーシャル・マーケティング会社と契約して新規ファン獲得キャンペーンを展開し、実際1日1万人を超える「いいね!」を獲得することに成功したという。

 グーグルもスーパーボウルでのネットの熱狂を伝えている。ゲーム中最も多かった検索ワードは1位がマドンナで、2位がハーフタイム・ショー、3位がペイトリオッツ、と上位5つは全てスーパーボウル絡みの言葉だった。さらに先に紹介したライブ・ストリーミングに関する検索も多く、そのピークがゲーム開始時であったこと、さらにデスクトップPCからが最多く、携帯電話はその半分程度、タブレットは10分の1程度だったことも明らかにしている。

「セカンドスクリーン」で
新たなビジネスが展開?

 このようにテレビのみならず、ネットでも多大な影響力があることを示した今回のスーパーボウルだが、総合してみると一つのことが見えてくる。それはテレビで中継を観つつ、スマートフォン、タブレット、携帯電話などのモバイルデバイスやPCを見、利用していた視聴者が多かったということだ。グーグルの報告でも、ゲーム前はアクセスの75%がデスクトップからだったのに対し、ゲーム中はモバイルデバイスからが41%にまで増えたとしている。これは、テレビを見ながらでも使いやすいモバイルデバイスに利用が移ったためだと推測できる。

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渡辺史敏
[ジャーナリスト]

1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明治大学卒業後、科学雑誌 出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。 ITとNFL、MLB、サッカーなどの米スポーツという2つの分野を中心に取材・執筆活動を行う。 特にメディアとスポーツビジネスの動向に注目している。

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