20のバリエーションをつくる段階ではしっかりと時間をとり、バリエーションを1つ書くごとに実際にそのフレーズや単語についてじっくりと思いを巡らす。アファメーション、創造性を肯定する単語や表現を、いろいろ変化させながら書き続けてみる。

 フレーズを書き出している間には、ネガティブな考えが浮かんでしまうこともあると思う。「マイケルはここ2年というもの、新しいアイデアを考えついたことがない」「誰もマイケルを創造的だと思っていない」「マイケルは頭が鈍いから良いアイデアは思いつけない」「クリエイティブと呼ぶには年を取りすぎている」「良いアイデアを思いつけるほどの教育はない」……そんなことでも思いついたら、ノートの隣のページや別の紙にちゃんとメモを取っておく。その後、再びポジティブなアファメーションを書く作業に戻ろう。

 いったんアファメーションを書き終わったら、メモしておいたネガティブな表現を読み返してみる。これこそがクリエイティブな人間であろうとすることを妨げる障害物。それぞれの障害を認識したうえで、1つひとつをひっくり返してポジティブなフレーズに変換していく。ネガティブをポジティブに、あるいは無効なものにしてしまおう。