仕事の効率化、生産性アップのために「速読」は必須スキルかと思いきや、『入社1年目の教科書』著者の岩瀬大輔さんは、おすすめしないとのこと。
その理由とは? 不安を覚える新入社員にアドバイスする。
本記事では、ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんの新刊『入社1年目の教科書 ワークブック』から、内容の一部を再編集し特別公開する。(まとめ/編集部)

※本文写真の新入社員Cさんはイメージです。

読書が目的ではない。読書から何を学ぶかが大事

読書が目的ではない。
読書から何を学ぶかが大事

新入社員Cさん
岩瀬大輔さん

新入社員Cさん(以下Cさん) 仕事の効率化、生産性アップのために「速読」は必須スキルだと思いますが、どうやって速読スキルを身につければいいのでしょうか?

岩瀬大輔さん(以下岩瀬さん) もちろん、自分に合った1冊と出会うまでは、斜め読み、飛ばし読み、速読も悪いことではありません。でも私は、基本的には速読はおすすめしていません。

Cさん そうなのですか? なぜでしょうか?

岩瀬さん 「読書は、著者との対話である」と、ライフネット生命の創業者であり現在立命館アジア太平洋大学の学長している出口治明が、よく言っていました。そもそも、本を読むこと自体が目的ではないですよね。「社会人の勉強は、アウトプットがゴール」ですから、5冊速読するくらいなら1冊の本をじっくり読むべきだと思っています。

Cさん じっくりと読むべき本は味わい尽くす、ということですね。

岩瀬さん そうです。私自身、気に入った本は、一度ではなく何度も読んでいます。読むたびに新しい発見があります。

Cさん 本の読み方に何かコツなどありますか?