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デジタル時代を勝ち抜くための ビジネスリスクマネジメント

成長している企業は
リスク管理の仕組みも練り上げられている

上原 聖
【第5回】 2018年3月29日
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ビジネスを促進する
リスクマネジメントの仕組み

 では次に、ビジネスを促進するための“リスクマネジメントの仕組み”について触れてみたい。上記では、強いリーダーシップが必要不可欠であると述べたが、いくら強いリーダーシップを持つ経営陣が存在していても、経営陣だけで全社のリスクをマネジメントすることは不可能である。つまりは、何らかの組織的な仕組みを構築し、経営陣がリアルタイムで自社のリスクとその状況を把握できなければ、適切な意思決定に活用することはできない。

 そこで参考になるのが、ITガバナンスのベストプラクティスであるCOBITなどが提唱する“三線防衛モデル”である。その定義は、第一線を事業部門、第二線をリスク管理などの管理部門、第三線を内部監査部門として位置付け、それぞれが有機一体となりリスクマネジメント活動に取り組むための仕組みである。すなわち、第一線の事業部門は、通常業務の一部として、リスクマネジメントのPDCAサイクル管理を自ら運用する。第二線の管理部門は、その活動を方向付け、評価し、改善提案などを行い、正しい方向へと導く。そして、第三線の内部監査部門は、第一線および第二線の活動が正しく運用管理できていることを、大きな視点でモニタリングし、継続的改善につなげていくことである。

出所:RSA
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デジタル時代の目に見えないリスクをどう捕捉するのか。経営の実務に資する「リスクマネジメント」について、調査結果や事例を交えながら解説する。

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