Eさん 「何か気になることがあるようだったら、何でも話してみてください」
Aさん 「はい。Fさんは能力の高い先輩ですが、私よりも7歳年下で、社会人としてはまだ浅い面があると感じています」
Eさん 「具体的にどんなところが浅いと感じますか?」
Aさん 「例えば、会議を行うときに話がそれてしまい、まったく時間通りに物事が決まらないことが多いのです。立場上、注意するわけにもいかずに悩んでいます。チームで話し合う研修の企画案の進捗にも、影響していると感じています」
Eさん 「そうでしたか。気になったことは、その都度、発言することも大切ですよ。Aさんの企画案は、チーム全体でサポートしますから安心してください」
Aさん 「ありがとうございます。社歴が浅いので、つい遠慮してしまいましたが、次回から発言してみます」

無理に話を進めようとせず
沈黙の意味を受け止めよう

 このように、Eさんはすぐに話を進めようとはせず、Aさんの沈黙の意味を受け止めたことによって、「問題の本質」を聞くことができました。

 近年、中途採用者が増え、上司が年下だというのは珍しいことではありません。多様化した職場では、コミュニケーションが円滑に進まないケースも多いでしょう。

 そんな多様性があるチームを牽引する管理職の方は、部下のパフォーマンスが低下したり、いつもと様子が違うと感じたりしたとき、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションを行い、上手にコミュニケーションを取ってみてください。