婚活スクールを渡り歩いて
疲弊する女性たち

「背後には、その元締めとなるビジネスプロデューサーの存在があり、婚活ビジネスのノウハウを教えているのです。中には婚活はタテマエで、初めから婚活女性を囲い込んで食いものにしようとしているグループもあります」と、澤口氏。

「同じビジネスプロデューサーにつく婚活スクールの先生同士でグループ化し、生徒のリストをシェアしている悪質なパターンも。たとえば、Aスクールのレッスンでメイクのスキルを身につけたら、それではまだ足りないと誘導し、また別のスキルを教えるBスクール、Cスクール…と、渡り歩かせるのです」

 婚活スクールから自立できず、複数の婚活スクールを掛け持ちする婚活女性もいるという。結婚できずに延々と婚活を繰り返す「婚活ジプシー」や、長期間、婚活を続けて疲弊していく「婚活疲れ」といったワードも生まれているが、その背景にはこうしたスクールビジネスの実態があるのかもしれない。

 婚活女性が婚活スクールに通うきっかけは、当然ながら「結婚したい」という思いからだろう。それが悪どい婚活スクールのビジネスにハマってしまい、当初の目的を失くしてしまっては本末転倒だ。

「現在、乱立している婚活スクールのほとんどはあと3年持つかどうか。婚活市場も成熟し、サービスも“質”で勝負していく段階に入っています。一部の優良なスクールをのぞき、安易な婚活ビジネスは淘汰されていくでしょう」

 結婚相手を探す前に、婚活スクール選びにも慎重にならざるを得ない時代のようである。