【その4】すべて「マイクロファイバー」製のものを選ぶ

 寝具の素材は速乾性のもの、乾きやすいものを選ぶ。となるとエジプト綿は除外だ。

 私のスリープキットでは、抗アレルギー性でマイクロファイバーを使ったものにしている。

 マイクロファイバー製だと、低温で洗えて数分で乾く。これは、誰でも簡単に取り入れやすい効果的な方法だ。

 毎日シーツを洗濯してベッドメーキング、となると歓迎しにくいかもしれないが、では、あなたはシーツをどれぐらいの頻度で洗濯しているだろうか?「2週間に1度」の人は、「週に1度」に挑戦してもよいだろう

 現状の2倍の頻度にすることで、得られるものがあるはずだ。新しいシーツで眠る頻度が少しでも上がれば、あなたのベッドは常時魅力的なスペースへと変わってくる。

 シーツ類を交換する作業は、就寝前のルーチンにもってこいだ。

 私が選手に提供しているスリープキットを構成するのは人工素材だ。自然環境への意識が高い読者の方は、このアプローチを家庭に導入するのに少々抵抗があるかもしれない。

 しかし、シンプルな事実として、スポーツの世界では、金メダルや表彰台が最優先なのだ。

 もちろん、環境問題は切り離して考えているというわけではない。自分たちが環境につける手垢を減らすあらゆる努力はしている。

 だが現時点では、事実として、人工素材のほうがはるかに性能がいい。ナノテクノロジーにより自然素材の数分の1の大きさの繊維をつくれるため、通気性や乾燥スピードの点で自然素材は太刀打ちできないのだ(それは納得できない、やはりエジプト綿でないと嫌だという方は、300スレッドカウントの布地を使うことで、自然素材で最高の通気性が得られるだろう)。

 また、寝具を抗アレルギー性にする対策に乗り出していない人は、まずは枕と掛け布団の交換の頻度を上げてみよう

 マットレスと同じように、自分にフィットした枕をこまめに取り換えるほうが、体に合わない高額の枕を何年も活用するよりも効率がよいことを覚えておこう。

 それぞれのアイテムはひとつずつよく吟味して、自分に合ったものを組み合わせることが大切だ。

 ここまでに書いたガイドラインに沿って自分だけのスリープキットを整えることで、睡眠まわりのチェックリストはすべて埋まった。本書の睡眠法とこのガイドラインに沿った寝具の変更は、あなたの「回復」に確実に革命を起こすだろう。

(本原稿は『世界最高のスリープコーチが教える究極の睡眠術』より抜粋して掲載しています)