ミクシィページはQ&Aが人気のコンテンツ

 それから、「ミクシィページ」というサービスが2011年8月に始まったことも注目だ。

 フェイスブックページを知っている人なら、そのミクシィ版だと考えてもらえばわかりやすい。個人でも企業でも、プロモーションのためのページを持てるようになったのだ。

 ミクシィの個人ページは、ミクシィ内でしか見られないが、ミクシィページは外部から見られるようになっている。

 つまり、検索にひっかかるページなのだ。これも日本のSNSでは新しい。

 基本情報を登録するだけで簡単にページが作成でき、ツイッターとの連携もできるようになっている。ツイッターでつぶやいたことが自動的にミクシィページに表示されたり、ミクシィページの更新情報をツイッターに流すようにすることもできる。

 プロモーションしたいものによるだろうが、使い方の基本は、やはりファンとのコミュニケーションだ。

 ミクシィ側にミクシィページの活用法を聞いてみたところ、ファンからの質問に答えるQ&Aが人気の高いコンテンツになっているという。

 ミクシィページの中で、ユーザーは気になることを書きこむ。それに対して、担当者が返事のコメントをする。労力はかかるが、確かにいい使い方だ。

 Q&Aメニューを作って、よくある質問を載せておくと、コミュニケーションが生まれるかもしれない。

 商品を販売する前に、「どっちのパッケージデザインがいいと思いますか?」などというように、アンケートをとるのも面白いだろう。

 ミクシィは仮名文化なので、自分の名前を知られることに抵抗を感じやすい商品の場合はとくにマッチするだろう。