SNSでプロモーションというと、すぐにフェイスブックと思われがちだが、実は、ミクシィ、グリー、モバゲーのような日本発のSNSこそ、プロモーションに向いているのである。ユーザー数が多く、機能も使いやすく、販促に必要な要素がすべて揃っているからだ。ミクシィ、グリー、モバゲーの特長について紹介しよう。
ミクシィ、モバゲー、グリーはプロモーションに使える!
今、ソーシャルメディア・プロモーションと言えばフェイスブックのことを思い浮かべる人も多いだろう。世界的に見て、フェイスブックの勢いはすごい。2011年5月には、7億人を突破したそうだ。日本では、映画『ソーシャル・ネットワーク』公開後あたりから急に増え始め、今では1000万人程のユーザーがいる。
しかし、まだ1000万人である。ツイッターは1500万人。
ミクシィ、グリー、モバゲーはどれも2000万人超のユーザーがいる。
総務省発表の資料によると、日本のインターネット人口は9400万人程度(2011年1月)なので、フェイスブックをやっているのはインターネット人口の10%程度に過ぎない。
たまに「フェイスブックをやらないと乗り遅れる!」と焦っている人を見かけるが、そんなことはない。ソーシャルメディアを教える側の人が「乗り遅れるぞ!」とあおっているだけだ。
僕自身の感覚では、海外向けにビジネスをやっているのでない限り、フェイスブックはそれほどプロモーションに向いているわけではない。周囲を見てみても、フェイスブックでプロモーションがうまくいったという例は少ない。
ただし、フェイスブックが向いている場合もある。25~45歳のビジネスパーソン向け商品のプロモーションが向いている。起業家向け、社長さん向けなど意識の高い人向けのもの。新しいものが好きで、好奇心旺盛な人、ブランディングに興味がある人向けもいい。
要は、プロモーションしたい商品・サービスによって、活用するメディアを選ぶということである。僕はミクシィ、グリー、モバゲーのような日本発のSNSを活用することが多い。ユーザーが多く、機能も使いやすく、プロモーションに必要な要素がすべて揃っていることが主な理由だ。今回は、あらためてミクシィとグリー・モバゲーの特長についてお話ししたい。