国内旅行には健康保険証とおくすり手帳を忘れずに

 今年のゴールデンウイークは、4月28日~30日の3連休と5月3日~6日の4連休。間の5月1~2日を休めば9連休となるため、旅行に行く人も多いのではないだろうか。

 旅行会社のJTBの「2018年ゴールデンウィーク(4/25~5/5)の旅行動向」によると、このゴールデンウィークに旅行に出かける人は過去最高を記録。とくに国内旅行をする人の増加が著しく、前年よりも24万人多い2384万人となった。

 旅の予定に合わせて荷造りする時間はウキウキするものだが、旅先が国内なら、荷物の中に忘れずに入れておきたいのが「健康保険証」と「おくすり手帳」だ。

健康保険証を持っていないと
医療費が全額自己負担になる!

「保険証を見せてください」

 病院や診療所に行くと、受診前に必ず健康保険証の提示を求められる。だが、「理由は分からないけれど、言われるから、とりあえず出している」という人は案外多いのではないだろうか。

 国民皆保険制度をとっている日本では、誰もがなんらかの健康保険に加入することを義務づけている。会社員はの健保組合、公務員は共済組合、自営業やフリーランス、非正規雇用の人などは国民健康保険に加入している。

 そのおかげで、私たちは自分が使った医療費の一部を支払うだけで、必要な医療を受けられる。患者が負担する医療費の割合は、年齢や所得によって異なるが、70歳未満の人は3割。残りの7割は、自分が加入している健康保険が負担している。