ソニーの介護施設「ソナーレ」で入居者と触れ合うaibo
ソニーの介護施設「ソナーレ」で入居者と触れ合うaibo。介護効果への期待も高まっている

 1月の発売以降、いまだ入手困難が続いているソニーの新型「aibo」が意外な場所で人気だ。4月からソニーフィナンシャルホールディングスの介護事業子会社、ソニー・ライフケア傘下の介護付き有料老人ホームにaiboが“入居”し、ホーム入居者の介護をサポートする取り組みが始まったのだ。

 既存3カ所の老人ホームと今秋新設予定の1施設に導入するほか、昨年4月に買収したゆうあいホールディングス(現プラウドライフ)が運営する全国26カ所の介護施設でも、aiboが巡回して入居者と触れ合う。ソニー・ライフケアの中静道子グループマネジャーは「介護施設の顔として認知を広めたい」と語る。

 ホームでは、エントランスやロビーなどのホールにaiboが常駐している。各ホームでそれぞれ違う名前を付けられたaiboは、入居者の声掛けに応じて振り向いたり、いつもなでてくれる人を認識して懐いたりする。また、音楽を再生しながら入居者と一緒にダンスをするなど、施設のレクリエーション補助の仕事もこなす。

 本格的な効果検証はこれからだが、すでに「介護度が重く通常は車いすから起き上がれない高齢者が、aiboを見ると笑顔になり必ず体を起こすようになった」「自分の部屋にこもりがちだった老夫婦が、ホールに来てaiboと遊ぶことが日課になった」などの成果が出てきているという。