おとなでも感情の根っこは
2歳の幼児と変わらない!

 では、「話しかけやすいオーラ」とは何でしょうか。それは、ポジティブで豊かな感情表現です。つまり、自分の周囲にいる人に対して、肯定的な先入観を持ち、そのポジティブな思いが相手に伝わるように表現すれば良いのです。

 もっと具体的に言えば、誰に対してでも「2歳ぐらいの小さい子どもに接するような気持ち」で接すればよいのです。幼児が「オシッコ!」と訴えた時、「自分でトイレもできない情けない人」と、白い目で見たりしませんよね。もし、そんな小さな子どもに、最初から否定的な態度や表情を見せたら、子どもはずっと泣いているでしょう。

 相手が大人であっても感情の根っこは同じなのです。初めから否定的に相手を見ると、おとなだから泣く事はありませんが、「この人とは接したくない」と生理的に思うのです。

 ですから、おとな相手でもなるべく笑顔で、他人をバカにしたり、見下したりしないように接してください。そうするだけで、周りからの印象は激変するはずです。

 その他、奇抜な髪型やファッションも、「話しにくい」と思われる可能性のある要素ではあります。しかし、ポジティブで豊かな感情表現ができる人であれば、外見は、あまり関係ありません。

 例えば、タレントの、つるの剛士さんは「金髪」で、小さいですが「タトゥー」も入れています。一般的にこの2点セットがある人は怖そうなイメージです。でも、つるのさんは街中で見かけたら話しかけやすい感じがする芸能人の1人です。要は、「話しかけやすいオーラ」とは、外見的な問題ではなく内面的な問題なのです。