小室 全社に発信できる機会がもらえることもモチベーションが上がりますね!緊張もしそうですが。

大塚 そうなんです。テレビ会議でいきなり話そうとすると緊張するんですよ。そこで思いついたのが「テレランチ」。

大塚 本当は全国のメンバーと対面でご飯を食べたいけれど、頑張ってもせいぜい年間10回くらいしかできない。それだったら、画面越しに食事を取りながら話せばお手軽だ、と。それに会議だと僕がどんどん話しちゃって、画面の向こうのメンバーは緊張して話せないという展開になりがちだった。だから、テレランチで、むしろ相手に話してもらうようにしたんです。

 業務の話題ばかりだと、みんな本音が言えなくなる。やっぱり日頃話しているわけじゃないから、きっと壁があるんですよね。

1ヵ月連続の有給休暇を
本格的に導入したい

小室 確かに、トップの側は怖くしているつもりがなくても、社員にしてみたら壁がありますよね。

大塚 そう。だから業務の話はせずに、「あなたの夢は何?小さいころの夢でもいいよ」と聞くようにしています。

 どうしてかというと、社会人になると夢を諦める人が多いんです。夢ばかり追いかけている人は、定職に就けないケースがよくあります。でも、十分に休暇が取れたら両方できると思うんです。「その夢、諦める必要なんてないじゃない。今からでもやってみなよ」といつも言っています。そのために、1ヵ月連続の有給休暇を本格的に導入したいと考えています。

小室 なるほど。海外には「サバティカル休暇」(使途に制限がない、職務を離れた長期休暇のこと)などもよくありますよね。働き方が柔軟なら夢を諦める必要なんてないんですね。

 我がワーク・ライフバランス社にも、大手IT企業から転職してきた社員が、定時後に本気でサッカーの練習に打ち込んで、35歳以上の神奈川県選抜に選ばれるまであと一歩というところまで行った、というケースがあります。その人は、学生時代に挑戦したかったことを仕事と両立して続けています。転職してきたときはかなり不健康だったのが、血圧も20以上下がって正常値になり(笑)、日に日にいい顔になっていますし、仕事の成果も出ていると感じます。