5月31日、ゼネラルモーターズ(GM)は傘下の自動運転の技術開発会社であるクルーズに、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資することを発表した。この一報は自動運転技術をはじめ、次世代自動車の技術開発や新興企業が次々に誕生している中国でも大いに注目された。中国の経済メディア「第一財経」の記事を転載する。
ビジョン・ファンドが
22億5000万ドルを出資
ゼネラルモーターズ(GM)のオフィシャルウェブサイトは、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(Vision Fund)がゼネラルモーター傘下の自動運転のスタートアップ企業GM クルーズに22億5000万ドルを投資したことを公表した。これは自動運転分野への最大の投資で、消息筋によると、ゼネラルモーターズの株価が10%上昇したという。
この投資は段階的に行なわれた。取引がまとまった後、ソフトバンク・ビジョン・ファンドはます9億ドル投資した。残りの13億5000万ドルはクルーズの自動運転技術の商用化の道筋がついてから投資するという。同社の自動運転技術の商用化は2019年に始まると見込まれている。投資完了後、ソフトバンク・ビジョン・ファンドはクルーズの株式を19.6%保有することになり、GM クルーズの評価額は115億ドルに達すると見られている。そのほか、GMはまた、クルーズに11億ドル特別投資し、投資総額を33億5000万ドルにすると公表した。