美味しい肉の焼き方にこだわりまくった渾身の書『焼肉の達人』の著者が贈る、美味しい焼肉の焼き方の提案、そして今焼肉業界で話題のHOT情報を、焼肉をこよなく愛する著者小関尚紀氏が届けるこの連載。第2回目は、これから流行る焼肉の食べ方をお伝えします。編集担当も食べましたが、これは美味しい!!と思える新感覚でした。是非流行って欲しい!!と思います。では、その食べ方とは!?(撮影・榊智朗)

焼肉に山椒、出汁トロロ…これから流行る「塩とタレ以外」の食べ方

塩とタレ以外で食べるとまだまだ広がる焼肉ワールド

 焼肉は食べ方次第で、まだまだ可能性拡大を秘めるグルメです。肉を焼いてくれる高級店も増加してきていますが、元々焼肉自体、お客側が調理、仕上げをする自由度の高いグルメですので、可能性は広がってしかるべきです。その可能性を拡大させる1つのヒントは、他の牛肉料理での食べ方の応用です。他の牛肉料理の食べ方を提案してみました。それぞれに理由があってのことです。

 しゃぶしゃぶからは、霜降り肉をさっぱりと食べるポン酢。ヒレ肉ステーキを濃厚に味わうガーリックバター。ローストビーフを作る赤身肉からはでピリッと、ホースラディッシュで。肉寿司の定番は山葵醤油。変わり種としては、実山椒の佃煮を紹介しています。いずれも焼肉としては珍しい食べ方ですが、合わないはずがありません。手軽に入手できる調味料もあるので、是非、トライしてみてください。