今回のカジノ法案では、賭博業者が客に賭け金を貸し付けることが盛り込まれている。当初、日本人は対象としない方針と説明されていたが、条件を設けて日本人も対象とする内容へと変容してきている。

「ギャンブルは、自分の収入の範囲でやるべきもの。借りて賭けちゃ絶対ダメです。それを国が認めるなんて、信じられませんね」(ケチャさん)

ギャンブル依存症で生活保護費
を使い果たす人々の深刻

 それでもカジノには、「一攫千金」の可能性という魅力がある。

「でも、日本のカジノは儲かるんでしょうか。ちゃんとリサーチしたんでしょうか。今でも非合法の地下カジノがあるのに、合法カジノに客が流れることがあるんでしょうか。地下カジノを厳しく取り締まることができれば話は別ですが、取り締まられた店舗や経営者をトカゲの尻尾のように切って生き延びる仕組みができています」(ケチャさん)

 報道では伝わってこない情報が数多くある中で、ケチャさんはやはり将来性を問題にする。

「とにかく急いでいて、計画性が見えてこない感じもします。政府は『成長戦略』と行っていますけれど、成長しないでしょうね」(ケチャさん)

 ギャンブル人口は減少傾向とはいえ、現在の日本にはギャンブル依存の問題が存在する。生活保護で暮らす人々がギャンブル依存の問題を抱えている可能性は高くはないが、本人にとっては深刻な問題だ。