韓流スターの日本での公演MCを始め、国内外のイベントを盛り上げているYumiさん。年間で平均150公演以上を担当、この10年で延べ300万人の韓流ファンから支持されるトーク術のノウハウを明かした『初対面でも盛り上がる! Yumi式会話力で愛される29のルール』も好評発売中。
旬の人たちとの対談の第四回は、前回同様、韓国でロングランを続けるミュージカルに、たったひとりの日本人として主演を務める野島直人さん。
劇団四季を経て、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役やアンジョルラス役を歴任した彼が、まったく韓国語をしゃべれない状態なのに、思い切って韓国のミュージカル界に飛び込みんで、信頼を得るようになった、コミュニケーション方法などをうかがいます。

初対面は「笑顔」で「あいさつ」
それが盛り上がるコツ

Yumi第三回で、コミュニケーションは、その国の言葉で、笑顔であいさつできれば、なんとか乗り切れると、おっしゃってましたよね?

野島:はい、本当にそう思います。韓国のスタッフは、今まで日本人としゃべったこともなかった人たちばかりだったんですが、今や、国を超えて仲良くなっていますよ。彼らは、「教科書で習っている日本のことしか知らなかった。直人を通して、日本が分かってよかった」と言ってくれています。

Yumi:国際交流に一役かっていますね! 日本にも来てくれたりするんですか?

野島:はい、そうです。実はリクエストがあると、僕が電話して、僕の名前でレストランの予約を取ってあげるんですよ。それで、当日、韓国のその友人が「野島直人です」って日本語だけ覚えて、食事に行くんです(笑)

Yumi:へえ~!

野島:僕が東京にいるときに大阪のお店を予約して、彼らだけが大阪の店に行ったこともありました(笑)

Yumi:日本好きになってくれて良かったですね! 実は、私が出版した本の中でも本の一番最初に書いた、会話が盛り上がるルールが「笑顔でにっこりあいさつする」なんです。

野島:日本でも、海外でもそれは一緒ですね。

Yumi:そうそう、大げさなくらいにっこりして、あいさつすると初対面の緊張がほぐれますから。実際に同じことを実感してくれているのは嬉しいです!

野島直人さん対談【4】韓国ミュージカルで学んだコミュニケーションYumi
年間約150本以上、動員数で言えば年間30万人以上の韓国関連イベントのMCなどを務める。歯科衛生士、裁判所の法廷通訳、北新地でバー経営という異色の経歴を持つ。関西でラジオDJ、テレビのリポーターやMCなどを経験後、韓流ブームと共に、イメケン揃いのスターのMC、通訳などを担当、女性ファンから慕われている。また語学スクール『ウリアカデミー』にて韓国語講師をつとめ、自身のトークライブ「Yumiサロン」を不定期に開催、歌やドラムなどマルチに活躍。著書に『初対面でも盛り上がる! Yumi式会話力で愛される29のルール』他 ツイッター @Yumi_nuna