(1)退場する投資家

 1つ目が、早々に退場してしまう投資家です。

 相場を甘く考えている。ネットなどの推奨銘柄にすぐに飛び乗る。負けた理由がわからない。自分の失敗を、すぐに他人や新聞のせいにする。

 このような傾向がある人は、退場する投資家か、その予備軍です。あるいは、スタートしたばかりの経験の浅い投資家は、すべてこれにあたります。

 ここでは、知識がなく経験の浅い投資家は、より高い知識と経験を持ったベテラン投資家より、圧倒的に不利な状況にあると覚えておいてください。

 もし、自分がこのステージにいると感じているのであれば、早急に成長のスピードを上げたほうがいいでしょう。

(2)生き残る投資家

 2つ目のタイプが、生き残る投資家です。

 良くも悪くも、相場にしがみつき、サバイバルしている状態です。

 このサバイバルのプロセスの中で、生き残る投資家は「相場では何を信じて、そして何を信じなければ、生きていけるのか」の分別をつけていきます。食べられる木の実と、毒入りの木の実を、経験によって見分けられるようになるわけです。

 一方で、資金の増減はまだ不安定なままです。小さくコツコツ稼いでは、一度の暴落でドカンと利益を失う傾向が強いはずです。