『週刊ダイヤモンド』2018年9月8日号の第一特集は「まだまだあった不動産投資の罠」です。社会を揺るがせた「かぼちゃの馬車」問題など、数々の不動産投資の罠の全貌を明らかにしています。ただ、中には、不動産投資で成功し、莫大な資産を築いた“メガ大家”と言われるつわもの達もいます。今回は本誌特集で掲載した”メガ大家”の覆面座談会を、特別にオンラインで公開します。

玉川 実は、今日集まっていただいた皆さんの投資の実態を、私もよく知らないんです(笑)。自己紹介も兼ねて教えてください。
山口 私は会社を経営しつつ、個人で不動産投資をしています。RC(鉄筋コンクリート)造の新築マンションを中心に、ここ3年半の間に東京23区の西側エリアで11棟建てました。
玉川 融資は、それぞれ異なる金融機関からですか?
山口 ええ。本業で取引のある金融機関は、皆さん融資してくれています。
玉川 本業があると強いですよね。信用もあるから融資が出やすい。(1)利回り(不動産用語集参照。以下同)は何パーセントくらいですか?
山口 去年くらいまでは高くて9%、最近は低くて7%です。
玉川 低くても7%! 高い! 建築費はどれくらいですか?