あなたの得意なことと
「生活圏」の掛け算をしてみる

女性にとって、趣味や特技はビジネスになる!<br />和田裕美(わだ・ひろみ)
京都生まれ。作家 株式会社HIROWA代表、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授
営業力・コミュニケーション力・モチベーションアップのための講演・コンサルティングを国内外で展開している。
累計200万部超の著書に、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『幸せをつかむ!時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』『和田裕美の営業手帳』(以上、ダイヤモンド社)など多数。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、世界第2位の成績を残し、その後、女性初の最年少支社長となった実績がある。
●毎日配信、登録無料「ワダビジョン」http://special.wadahiromi.com/mailmagazine/
●Twitter@wadahiromi
●和田裕美ブログhttp://ameblo.jp/wadahiromi/

「生活圏」に仕事は山のようにあると言いました。

でも「そうはいっても特別に料理が得意なわけでもないし、掃除に特徴があるわけでも、手先が器用なわけでもない……わたしには何もない」と、逆にがっかりしてしまった人がいるかもしれません。
いや、わたしがもし、この本を読んでいる専業主婦だったら、
上記のセリフが飛び出しそうだからなんですけど(笑)。

わたしは自分のことをずっと「とくに何の取り柄もない人間」と思ってきたんです。
恥ずかしいけれど、手先も不器用なんですよね。
美しく誇れるような「生活圏」の見本など、ひとつも持っていないのです。

ただ、「生活圏」をもう少し広くとらえてみてください。

誰にでも何か、得意なことがあると思います。

何もないと思っていたわたしにも、ひとつだけありました。

それは「人と話せる」こと。「人と話せる」で稼ぐとしたら…。

たどりついたのがセールスの世界だったのです。

そのセールスの世界とは、わたしが好きな教育の分野でした。

わたしにはまったく活かせていない英語の教員免許がありました。
もちろん、「英語教育」には興味を持っていたので、
「話せる」×「英語教育」で、ほかの人よりも、少しだけアドバンテージがとれたのです。

このように「生活圏」を見渡せば、あなたがちょっとでも関心を持っている分野のお仕事はあるはずです。健康に興味を持っていたら、それに関わることを紹介できる仕事、あなたがおしゃれに興味をもっていたらお化粧品など、セールスという職種には、仕事がたくさんあります。