入社当初はスキルも年齢も経験値も大差なかったはずの同期が、
配属から半年、気づけば遠い存在になっていた。
スキルも身につけ、実績も出し、周囲からの人望も厚い。
どうしてここまで差がついてしまったのだろう。
新入社員のみならず、中途採用で入社した人や、
異動で新しい職場に配属された人、パートやアルバイトでも、
同期入社・同じ歳など「同条件」なのに差がついてしまう。
内定式や新しい部署への配属等、「スタート」の多い今、
伸びる人とそうでない人との違いを押さえておきたい。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、
世界第2位の成績を残し、
独立後に出版した書籍は
累計200万部超えの作家・和田裕美さんが教える
「稼げる人の仕事の取り組み方」とは?
彼女が20年かけて伝えてきたことの集大成である
書籍『何もなかったわたしがイチから身につけた稼げる技術』の
一部を再構成してご紹介。
(まとめ/両角晴香、編集部、著者写真/佐久間ナオヒト)
「わたしには無理です」と言わない
何か仕事をお願いするときに、こんなふうに即答されると、
わたしはかなり、がっかりします。
「そんなことわたしには無理です、経験ないので…」
そのような返事をした人に対して、本当にもったいないなと感じます。
そして、「ああ、この人は伸びないな」と、思ってしまうのです。
本人は自信がなくて、謙虚にそう言ったのかもしれません。
ですが、どんなことだって最初は経験がないわけですし、
やったことないことを「無理」と決めつけてしまうのは、
すべての新しい挑戦を拒んでしまっているということになります。
あなたの可能性の扉は閉まったままです。
これはすごくもったいないことなんです!
かくいうわたしも、やったこともないことに対して、
昔は「無理です!」と、口走ってしまったことがあります。
「こわい」と感じてしまったからです。
営業時代、当時の上司からこんなことを言われました。
「部下を持って育ててみなさい」
思わず「そんな、わたしには無理です」と言ってしまいました。